きものブログ

高校の入学式にむけて

お嬢様が、中学を卒業され、高校へ入学されました。卒業式、入学式のために、着付けを勉強されることにされました。

一月も生徒さんが増えて、とても賑やかな教室となりました。

若いころ茶席で着用されていたミカン色の色無地。年齢を重ねて、さすがにこの色は着られないので染め替えさせていただきました。お選びになられたのは藤色。コチラも生地がしっかりしていたので、色を抜いて染め替えました。

ご結婚の時にご両親が作ってくださった大切な訪問着。赤い色が気になることと、シミがきになるので、洗い張りをして、色を変えてみることにされました。

おばあさまから受け継がれた羽織。マイサイズに変えてみました。

おばあちゃまが準備してくださった、初めての着物に揚げを施しました。そして袴も準備されました。

お振袖用の豪華な刺繍の半衿です。訪問着や留袖用とは違って、とっても豪華な半衿ですね。

母の小紋。着てみたらおはしよりが、めちゃくちゃ短かったんです。それに、洗い張りしても取れない汚れが後の左右裾にありました。これは無理かも・・・ピンクだし、アラ還だし・・・コートにかえるかな？と諦めかけていた時、残り布が見つかりました。これなら、なんとかなるかも！と、丈伸ばしにチャレンジしました。

七五三の準備のお手伝いをさせていただいています。時間がかかりますので、あらかじめご準備いただくことが大切です。

染織を学ばれた学生さんのオリジナル振袖です。仮絵羽で卒業展示されていましたが、卒業式で着たいとのこと。大急ぎで仕立てました。